ICU

<概要>

高知医療センターICUは病床数12床で、後方病床としてHCU20床を有する、麻酔科医が管理するsemi-closed ICUです。人工呼吸、血液浄化、ECMO、Impellaなどが常時行える体制が整っており、現在、3名の集中治療専門医が中心となって、外科術後患者(心臓血管外科、呼吸器外科、肝胆膵外科、食道癌根治術、腎移植など)、救急外来からの重症患者(敗血症、外傷、ACS、中毒など)、病棟からの急変患者などを受け入れています。空気感染対策用の前室付き陰圧室がICUに2室、HCUに3室あり、重症COVID19診療も行っています。

2023年度の総患者数は約1200人、人工呼吸使用患者数は約400人でした。

 

<教育>                          

平成29年度に学会認定の集中治療専門医研修施設となって以降、計5名の集中治療専門医を輩出しており、若手医師の育成に力を入れています。日本専門医機構の集中治療科専門研修施設に認定されており、専攻医の先生には、集中治療科長や他の上級医のもと、週番制のICU専従医として診療に参加してもらっています。集中治療医を目指す医師の研修を随時受け入れており、現在、麻酔科、救命科、放射線科出身の医師が集中治療専門医を目指して共に研鑽を積んでいます。麻酔科医はもちろん、他科の先生も大歓迎ですので、集中治療医を志す先生は、ぜひ一度ご連絡ください。

研修医の先生は、麻酔科のローテート期間中に、希望に応じてICU研修が選択可能で、麻酔研修と合わせて、術前評価~術中の全身管理~術後管理まで学んでいただくことができます。